適応障害で休職、どんな症状があったか?
1.適応障害ってなんだ
“適応障害”??
病院でそう言われてもよく分かりませんでした。
これまで体調不良は感じていたものの、鬱々とした気持ちはみんなあるもんでしょ?と感じていたのです(サザエさん症候群とか言うし)。
今思えば精神疾患だと認めたくなかったのかも。
でも、診断が下ってみるといろいろよく分からなかった自分の状況が不思議と符合したのです。
2.適応障害とは(まじめな定義)
厚労省は以下のように定義しています。
適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
もうひとつ重要な点は、ほかの病気が除外される必要があります。統合失調症、うつ病などの気分障害や不安障害などの診断基準を満たす場合はこちらの診断が優先されることになります。
いったいどれくらいの人が適応障害になっているかというと、ヨーロッパでの報告によると、一般的には人口の1%といわれています。日本での末期がん患者の適応障害有病率の調査では、16.3%といわれています。
しかし適応障害と診断されても、5年後には40%以上の人がうつ病などの診断名に変更されています。つまり、適応障害は実はその後の重篤な病気の前段階の可能性もあるといえます。
参考
適応障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省
まとめると、
状態のことを指します。
ぼんやりしすぎて分からないですよね。
この病気、他の精神疾患(鬱病など)ではない場合につけられる病名のようです。
とはいえ、ほっとくとほぼ半数が鬱病になる状態。しっかりとここで治療するのが大切なんですね。
3. しまこはこんな感じだった
しまこは今年の9月から休職中ですが、休職する前はこんな感じでした。
- 体が重く、朝ベッドから出られない
- ベッドから出ても頭が働かず、うまく支度ができない
- 支度中にめまいがする
- 通勤電車の中で気分が悪くなり、途中下車を繰り返す
- 仕事中、何をしているのか分からなくなる
- 電車の中で悲しくないのに涙が出てくる
- 朝早く(午前3、4時)に目が覚めてしまい、その後眠れない
- 頻繁に発熱など体調不良を起こす
憂鬱な気持ちには気がついていたのですが、しまこはもともとナマケモノ。
「自分は甘えてるんだ、元々ナマケモノだからこんなに辛いんだ」
「みんな仕事は憂鬱だって言ってるから憂鬱なのは普通」と考えていました。
精神疾患だなんて1ミリも疑いやしませんでした(バカですね)。
そのため、体調不良の際は内科を受診し、この状況で1年ほど通勤していました。
休職のきっかけはある朝急に電車に乗れなくなったこと。
パニックになり調べたところ、どうもこれは精神疾患らしいということに。精神科を受診し休職となったのでした。
4.自覚することって重要
自覚すること、本当にこの一点に尽きます。
わたしの反省は、自分の体調不良にもっと疑問を持っておけば良かったということ。休職してから、いろいろと愕然としました。
- とにかく億劫。動くのが辛い。ほんとにナマケモノになった気分…
- 元来食いしん坊なのに、何が食べたいか聞かれても何も出てこない
- 好きだったテレビ番組の内容が理解できず、つまらない
適応障害は、精神科の先生曰く、心が「もっとわたしの気持ちを聞いて!」と体にストップをかけている状態なのだとか。
いろいろと考えてしまいますが、焦らずゆっくりですよね。